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魚見桜の蘊蓄 ①

魚見桜の蘊蓄 ①

 

買出し客で賑わう仲買人店平成28年がスタートして1ケ月が瞬く間に終わった。前半は暖かく、後半は厳しい寒波に見舞われた。平成19年(2007年)から始めた日出魚市場の朝市調査は10年目に入る。

 この間、毎月、欠かすことなく情報を発信し、多くの方々から励ましやら、ご指導・助言を頂戴した。別府湾日出沖に、四季折々来遊する魚群は、馴染みもあれば、珍客もある。                    


買出し客で賑わう仲買人店

 手元には、多くの写真や資料・データが溜まった。平成28年は、これらの情報を参照しながら月々のお魚を紹介したい。そのため表題のタイトルにした。スーパーや魚屋さんでは見られないものも多く載せよう思う。幸い日出町には、江戸時代から別府湾で漁をする人々を見守ってきた樹齢400年を超える桜の巨木がある。別府湾で過ごす魚たちを見守ってきたことから

「魚見桜」と呼ばれ、漁師はもとより、多くの人々に愛されてきた。

 この魚見桜に因んで、朝市情報シリーズに魚見桜のお知恵を拝借することとした。

日出魚市場に揚がるお魚の中から、毎月いくつかを取り上げて、それぞれの生態やエピソードをお届けできればと考えている。 

 

 大分県漁協日出支店の朝市は、日曜・祝日を除いて毎日、朝730分から開催される。セリ場は、20小間(区画)に仕切られ、1小間には50cm×30cm×7cmの発砲スチロール函が35函並ぶ。盛漁期には、すべての小間が埋まり、魚種によっては、3,4段重ねになる。

 せり等朝市の運営は、県漁協日出支店の男性職員が総掛りでおこなっている。漁船から水揚げされる漁獲物を、セリ場の小間に並べ、日出や豊岡など他地区の漁獲魚を集荷して、セリ場に運びこむ。せり開始の午前730分からは1函づつ落札を主導し、価格を記帳する。

 平成28130日(土)は、前日の寒波の影響か、小間の魚はやや寂しい。全小間の1/4ほど。それぞれの函を覗くと、結構種類は多い。この季節にしかお目にかかれないものもいる。長らくご無沙汰のものもいる。以下は、この日、セリに並んだ中からいくつかを紹介しよう。        

  1セスジボラ(ボラ科)

セスジボラ    方言でシクチという。 最大でも全長30cm以下               
    セリの値段は安い          

    泥や珪藻類を食べるデトリタス食

    産卵期は初春。

    泥くさいので店頭には出回らない。

    卵は美味しい。ボラやメナダの仲間  

 

  2 ヒラスズキ(スズキ科)
ヒラスズキ

    スズキの仲間で外洋性。          

    全長は、1mを超す大型魚

    典型的な肉食性で岩礁に住む。    

    タイリクスズキも仲間。

    身は美味しい。 

 

 3 マハタ(ハタ科)

マハタ    体側に7条の幅広い淡色横帯がある。     

    全長1m、体重は10kgになる。

    非常に深い(水深100m)岩礁帯に住む。

    美味で、高級魚。

    刺身、煮付け、鍋にいい。

 

 4 モンダルマガレイ(ダルマガレイ科)
モンダルマガレイ

    亜熱帯性。

    全長40cmに達する。

    眼は左側にある。

    味は不味い。主として練り製品の原料      

    干物にする

    体表に2ケの紋が上下にある。

    

 5 サワラ(サバ科)

サワラ   漢字で鰆と書く。幼名をサゴシと言う。

   春、産卵のため来遊する。

   カタクチイワシ、イカナゴを食べる。

   寿命は、7

   瀬戸内海の特産で、香川、岡山に多い。

   照り焼き、味噌漬が美味しい。

 

当日は、セリ場には魚類が34種、軟体類が8種そして棘皮が2種で合計44種と先月に比べて15種多い。ただし函数は、魚類は135函でやや増えたものの、軟体類が減ったため合計188函で、先月より20函少ない。函数は、魚類が71.8%と断然多かった。

 魚種別ランキングでは、ベスト10傑には、魚類が7種、軟体類2種そして棘皮が1種が入った。

 

種類別のランキングは以下のとおり。

順位

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

種名

マアジ

ヒラメ

マエソ

コウイカ

スズキ

ナマコ

ヤリイカ

メバル

クロダイ

マダイ

函数

19

16

15

13

12

10

10

8

7

5

 

 

例年この時期は、コウイカ、マアジ、マエソは上位の常連で、今年も変わらないが、28年第2位にはヒラメ、第5位にスズキが健闘した。第6位のナマコはやや出遅れているようだ。

 季節は、むつきから如月へと足早に進んでいる。魚見桜が多くの魚群を呼んでいる。

 

 寒が去り 賑わい戻る 朝の市

 

 

朝市で仕入れた魚の手料理  

 

 

 

 

 

 

 

          朝市で仕入れた魚の手料理

           サワラの刺身(左上)  カイワリの塩焼き(右上)

             ぽん酢ナマコ(左下)  生ワカメの湯引き(右下) 

 

お問い合わせ
農林水産課
電話:0977-73-3127/FAX:0977-73-3169
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