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魚見桜の蘊蓄 ⑥

魚見桜の蘊蓄⑥

マコガレイの色白美人

 

 梅雨真っ盛り。農家では芒種とあって田植えや野菜の種まきの季節だが、海ではお産のシーズン。
アオリイカ(藻いか)、マダイ、マゴチが岸近くにやってくる。

 一方、産卵を終えたマコガレイ(城下かれい)は、体力アップの真っ最中。美味しくて、栄養価の高い餌を
探して、別府湾内を東奔西走している。

 かって海底に真水が湧き、アマモ等の海草が広がる浅瀬には城下かれいだけでなく貝類や甲殻・軟体類、
魚やウミガメなど様々な生き物が暮らしてきた。

 豊かな海草が残された海域こそ、本来もっと積極的に保護を進めるべきところだろう。

 埋め立てなどで浅場を失くしたが、海草のアマモが少しづつ戻りつつある。

 そんな中に我が魚見桜も惚れ惚れする色白美人のマコガレイがいる。有眼側の一部あるいは全部の色素が
欠如し、眼だけ黒くてチャーミング。チロシナーゼの活性が抑制されて、メラニン色素の形成がなされなかった
からだ。天然記念物の白蛇も、アオダイショウの白化美人である(岩波生物学的辞典第四版から)。

 

 618日(土) 梅雨の中休みか早朝から太陽の光が眩しい。漁から帰った底曳漁船が岸壁に繋がれており、
サギ鳥(アオサギなど)が帆柱からセリ場の魚を狙っている。

 今朝の水揚げ魚は、全部で62種。その内訳は、魚類が45種、軟体類が10種、甲殻類が7種で、魚類の占める
割合が7割以上と断然多い。


    色白かれい

      写真はマコガレイの左眼(逆位)白化個体

 次に水揚げ魚の魚種別ランキングを示した

順位

2

3

4

5

6

7

8

9

10

種名

サルエビ

マアジ

マエソ

ジンドウイカ

マダイ

アオリイカ

マダコ

メイタ
 カレイ

ウチダ
 トビウオ

クロダイ

函数

69

50

50

31

29

21

16

14

13

10

 

 ランキングに入った魚種の内訳は、魚類が7種と多く、軟体類が2種そして甲殻類が1種となった。
 ベストテンには、サルエビがマアジとの熾烈な首位争いを制して、首位の座が交替した。

 マエソも上位を堅持し、第4位のジンドウイカは、前月より25函増加した。第5位にはマダイが、6位にはアオリ
イカが17函、19函と顕著な伸び、第7位のマダコは漁期の始まり、第8位のメイタガレイは健闘が光る。第9位の
ウチダトビウオは先月から引き続いての好漁だ。第10位のクロダイも定置網で好漁が続く。

 番外では、5月に引き続き、旬のマコガレイが好漁。ただし、やや小型で、セリの価格は、お買い物客には
求めやすい。

     セリ場に並ぶ魚     仲おろし店

            セリ場の小間に並ぶ魚                 買い物客でにぎわう仲卸し店

 競りの落札価格を見ると、最高値は、一尾4,000円のマコガレイ。次いで、サザエが¥3,500、アオリカ
\2,000、オニオコゼ\2,000、そしてマハタの\1,500と続いた。

 梅雨が明けると、真夏がやってくる。アジの冷汁、スズキの洗い、ハモの湯引きなど暑気祓いには朝市での
新鮮な魚が待っている。

 マコガレイの色白美人は、大分マリンパレス「うみたまご」の城下かれいコーナーと日出町観光物産館「二の丸
館」の展示水槽で観察できます。

 

 

 今月の来遊珍魚


ヨコスジフエダイ



ヨスジフエダイ


クロサギ

ヨコスジフエダイ(フエダイ科)

暖海性 体側に暗色縦帯があり、

吻端から尾鰭に伸びる。

 

ヨスジフエダイ(フエダイ科)

暖海性 体は黄褐色で、体側に4条の青色縦帯がある。

 クロサギ(クロサギ科)

体色は銀白色、背中は青みを帯びる。アジに混じって漁獲されるが量は少ない。やや水っぽく刺身より火を通した方が良い


アカタチ


オニオコゼ


マハタ

アカタチ(アカタチ科)

比較的浅い砂泥に住む。量が少ないため市場には出荷しない。

淡泊な白身魚なので、煮付け、空揚げが美味しい。

オニオコゼ(オニオコゼ科)

背鰭に有毒の棘がある。体に鱗がない。砂によく潜る。白身の高級魚

造り、味噌汁、から揚げにして絶品

マハタ(ハタ科)

全長1mを超え、体重10kgになる。体側に7条の淡色横帯がある。低水温に弱い。

 

 

 

今月の魚料理

朝市で買ったアンコウ

 下拵え

アンコウの唐揚げ

アンコウ

下ごしらえ

から揚げ

アンコウ(アンコウ科)

口が大きく、両あごに鋭い犬歯が並ぶ。

内臓を取り出し、皮を剥ぐ

吊し切りという独特の料理法がある

冬に美味しく、鍋にする

夏は、唐揚げがいい

 

 

梅雨海に  真鯛と藻烏賊  卵産む

✽ 藻烏賊の標準和名はアオリイカ

             筆者

                         調査中の筆者

 

                 制作:上城 義信。  写真撮影:松澤京子 2016618日調査)

   

 

お問い合わせ
農林水産課
電話:0977-73-3127/FAX:0977-73-3169
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